【RELEASE】Shimon_Harbig 1st Album - Filmcode_X
- Shimon_Harbig
- Jul 31, 2024
- 4 min read
Updated: Mar 15



-Album Information-
1.Introduction
2.Filmcode_X
3.Imaginary Fear
4.UI (Skeuomorphism)
5.UI (Neuomorphism)
6.SUPER-DIE-NAMITE (feat.Høbie)
7.WOP, DOT, FUCK' EM UP (feat.DOORMOUSE)
8.Imperial Rage
9.Trickling Brook
10.War Is Coming (feat.RoughSketch)
11.Artemisia (feat.yumeo)
Artist / Shimon_Harbig
Title / Filmcode_X
Label / MURDER CHANNEL
Format / CD-R
Artwork / Nagazaki
Part number / MURCD-050
Release date / July 31, 2024
-Press Release-
DJ楽曲用名義の「Shimon」と、さらにジャンルを押し拡げた楽曲を制作する「HARBIG」名義を2019年より統合し活動中の次世代DJ/プロデューサーShimon_Harbig。幼少期をゲームのBGMや管弦楽、ジャズにふれて過ごし、学生時代にはハウス~トラップ~ダブステップなどのベースミュージックをはじめとしたオリジナル・トラック制作を開始。専門学校で出会い、のちにユニットcodesight.結成にも至るアーティストyumeoの感性に触発されるようにして作品に磨きをかけ、インダストリアル・ハードコア/テクノ~ガバ~クラシック~ブレイクコア~ハード・テクノまでを柔軟に取り込んだ現在のスタイルへ到達した。Never Sleep主宰のGabber Eleganza、SoundCloudで熱い支持を得るDJ Bus Replacement Serviceらからサポートされている気鋭である。
今作はコンセプト・アルバムで、ストリングスが印象的な「Introduction」からニューエイジと暴力的なキックの連弾「Artemisia」までが連続性を持った作りになっている。楽曲同士がシームレスに繋がっている形態はDJのプレイを思わせるが、彼がオールタイムベストの半数をアニメやゲームの劇伴からセレクトしていたこと、専門学校で学んだ音楽理論を活かしBGMを想定した管弦楽を制作する趣味があると語っていることから、架空の映像作品のサウンドトラックとして成立しているのではないかと解釈できる。多彩なディストーションも持ち味で、ドラム缶の横っ面を殴りつけているかの如きインダストリアルな表題曲、高振動ブレードとアースドリルのように厚みが増減する「UI (Neuomorphism)」、加速の末に電子の壁でクラッシュする「WOP, DOT, FUCK' EM UP」など、マスタリングまで自身で手掛けているというだけあって、繊細かつ大胆なプロダクションが多量の音を束ね、展開。ゲストにはPlanet-MuからもアルバムをリリースしているUSブレイクコア・シーンの伝説的存在DOORMOUSE、J-Core/メインストリームからインダストリアル・ハードコアまで幅広く手掛けるRoughSketch、独自のブルータリズムを用いたハードコア・スタイルで人気急上昇中のHobie、インダストリアル・テクノ・プロデューサーyumeoが参加。ビートとビートの連結に終わらず、シーンとシーンの連結をイメージさせる、オルタナティブなハードコア・テクノが提示された一枚。
-Artist Comment-
QuO
(Quality Underground Orchestra)
Akiyoshi♾️44
ダークファンタジーかつハードな音で作り込まれ、90年代から脈々と受け継がれてきたハードコアサウンドをShimon_Harbigの感性で現代に召喚させた温故知新な作品"Filmcode_X"
強力でノイジーなキックに疾走感のあるハイハットで刻まれた楽曲は混沌とした現実から我々を解き放ち、爆音のフロアでは熱狂の渦に誘うでしょう!
ZUHO(OZIGIRI)
脈々と出力されるその硬派なサウンドから恐らく数名ほど暗殺している殺し屋か何かに違いないと勝手に恐怖していたのですが、codesight.(yumeo氏とのユニット)のMV『Hello, we are codesight.』を恐る恐る拝見した所、
冒頭からずんだもんが「コードサイト!」と元気よく名乗っており、これはひょっとしてオタクの血が流れているのではないかと思ったのだ。
後にcodesight.のライブを拝見し、サウンド・映像共にハードでありながらキャッチーそしてひとつまみのサブカルチャーがまぶされたハイブリットな感性を体感。前述したオタクの血が確信に変わった瞬間だったのだ。
そしてshimon_harbig名義による今回の作品『Filmcode_X』ですが、その血を旧作『Grace』や『Petty Quarrel EP』等より色濃く感じております。
ベースにあるのはこれまで同様、オールドスクールかつ硬派なインダストリアル/ハードコア・テクノなのですが、今作は随所に氏が影響を受けたと思われるゲーム音楽や劇伴の要素が強く反映されています。特にWar Is Coming (feat.RoughSketch)やArtemisia (feat.yumeo)はそれが顕著で、まるでニーアオートマタとDOOM(2016)が融合してしまったかのような様相を見せてます。この硬派さを保ちながらも、そこに自分の好きなカルチャーを大胆に混ぜ込む絶妙なバランス感覚が素晴らしいですよね。良い意味ですごく現代的な器用さを感じます。
当作品に触れる際には、そういった部分にも着目しながら聴いてみると面白いはず....!
最後になりますが、これからもハード&オタクなバランス感覚を遺憾なく発揮しつつ突き進んで欲しいなと願っております。
改めまして、新作リリースおめでとうございます!
L?K?O
ネットと共に育った世代の知識量とそれに伴うセンスは常々驚異的だなと感じていますが、同世代のハードコアのプロデューサーの中でも多ジャンル横断のハイブリッド感を強く感じさせるシモン君のトラックは自分好みで新作を常に楽しみにしています!今作は架空の映画サントラをイメージされてるとのことですが自分は「鉄男」の映像が脳内に正に浮かび上がりました。Codesightの活動共々今後も期待しています!
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